こんにちは、シュンゾーです。
今回は、飲食店の開業に必要な自身をリードする力の1つとして第一印象でプロフェッショナルなイメージを作る方法を解説します。
- 第一印象で悪く見られがち
- 何故かメッセージが上手く伝わらない
- 文章で伝えるのが苦手
- 対面か書面どっちで伝えればいいかわからない
第一印象でプロフェッショナルなイメージを作ろう
プロフェッショナルなイメージとは、あなたが仕事において創り上げている印象のことで、あなた自身もしくはあなたの行動が周囲にどのように思われているかを意味します。
- 人があなたやあなたの行動をどのように記憶しているか
- あなたが誰であるか、あなたが何を支持しているか
- 大勢の中でどのように目立っているか
- より大きな目的(ゴール)に向けてどのように進んでいるか
- リーダーとしてのイメージ
そして、第一印象は会話を始める前の数秒で決まります。
時間をかければ相手のことをよく知ることができますが、第一印象が悪ければ相手のことを知ろうとすることもないかもしれません。
それは、あなたのお店のお客様も例外ではありません。
お客様は店舗に来店された際に見たものに基づいてあなたを判断します。
つまり、あなたのプロフェッショナルなイメージは店舗のQSC、従業員、お客様へのホスピタリティ、店舗の特性や価値に大きな影響を与えます。
- ビジュアルメッセージ
- 口頭のメッセージ
- 文章によるメッセージ
- コミュニケーション手段
ビジュアルメッセージを見直そう
相手が最初に目にするものの1つは、あなたが発信するビジュアルメッセージです。
あなたの視覚的なイメージは、あなた自身やあなたのの店舗や会社に対するイメージを左右します。
アピアランスで印象はガラッと変わる
アピアランスとは見た目の清潔さのことです。
アピアランスの良し悪しで相手に与える第一印象は大きく左右されます。
スーツのシャツが出ていると相手を「だらしない人」に思う人も少なくないです。
また、髪型やメイクも清潔に整えている人とそうでない人とでは好感を持てるかがガラッと変わります。
- シワの無い清潔な服装
- 着崩さない
- 髪型や髪色は整える
- メイクは清潔感を感じさせる程度
- 髭を剃る
メッセージ効果の半分以上はボディランゲージが決め手
人間の体は意図していなくても常にコミュニケーションを取っており、ボディランゲージは言葉よりも8倍強力です。
下の図の通り、人間のコミュニケーションの55%はボディランゲージ、38%が声のトーン、そして言葉が占める割合はたった7%という研究結果があります。
効果的なコミュニケーションを取るためには、ボディランゲージが自身の言葉を裏付けるものでなければなりません。
- 姿勢:開放的か閉鎖的かなど
- 表情:笑顔か真剣かなど
- アイコンタクト:相手の目を見ているか
- エネルギーレベル:元気があるか無いか
リーダーは常に自身のボディランゲージを意識しなければなりません。
ポジティブなボディランゲージを使うことは、相手を安心させ、あなたのメッセージを一段と受け入れやすくする上で役立ちます。
口頭のメッセージを見直そう
効果的な口頭によるコミュニケーションは、プロフェッショナルなイメージの重要な要素です。
リーダーとして自身の考えやアイデアを上手く表現することが重要です。
話し方
話し方は言葉と同じくらい重要です。
怒った声で「楽しいです」と言ってみると何故か変な感じがするように、話し方には4つの側面があります。
声のトーンと声は別物
あなたの声のトーンは、声とは違います。
声はいつも同じですが話している内容や相手によって声のトーンが変わります。
たとえば、小さな子供に話しかけている時や電話で話している時はいつもより声のトーンが少し上がる人もいるかもしれません。
声のトーンは気持ちを表し、相手はその気持ちをすぐに理解します。
声の大きさを意識しよう
いつも正しい声の大きさで話すことが大切です。
そうしないと相手はあなたが怒っていると思ってしまったり、あなたの声が聞こえなかったりする可能性が高いです。
話すペースで伝えよう
話すペースを意識的に変化させることは相手に効果的に伝える手段の1つです。
急いでいる時は少しだけ早口で話し、リラックスしている時やリラックスさせたい時はゆっくり話します。
言葉によるコミュニケーションのベースを常に考えましょう。
誠意
話す時は相手に対して敬意をもって話します。
相手の考えや気持ちを汲み取り、相手が扱ってほしいように相手のことを扱うことが重要です。
コミュニケーションにおける誠意を相手に示すためには、相手が何を求めているかをあなたが気にしていることや、正しい答えを出したいと思っていることを示す必要があります。
聞き方
効果的なコミュニケーションには送り手と受け手が必要です。
相手との信頼関係を築くためにはメッセージを上手く送るだけでなく、同じように上手く受け取ることができなければなりません。
聞き上手な人は相手が何を言っているのかを理解し、その意味を汲み取ることができます。
聞き方のポイントは次の5つです。
- 相手に全神経を集中させる
- 聞いているということを相手に示す
- フィードバックする
- 判断は後回しにする
- 適切に対応する
良い聞き手になるということは、単に相手が言った言葉だけを聞くことではなく、相手が何を言っているのかを理解しようと努めるということです。
正しく理解するために相手の話をじっくりと聞き、その他の行動は控えて相手のメッセージに集中しましょう。
話す内容
話し方や聞き方はコミュニケーションの多くを占めますが、実際に話す内容も重要です。
慎重に言葉を選ぶと、ネガティブな発言をポジティブで生産的なものに変化させられます。
言葉選びの例
- 難しい ⇒ やりがいがある
- ミスをした ⇒ いい勉強になった
- 無理です ⇒ こういった懸念があります
- こうすべきだった ⇒ 次はこうしよう
- 問題がある ⇒ 課題に直面している
自身の使う言葉はプロとしてのイメージに大きく影響します。
ポジティブな言葉を使うことで前向きな姿勢を示すことができ、協力と成功のための雰囲気を生み出すことができます。
うまくいかなかったことに文句を言うのではなく、自分にできることに集中しましょう。
文章によるメッセージを見直そう
文章は人となりが表れます。
書き手がフォーマルなのか、フレンドリーなのか、正確なのか、それとも無頓着なのかを相手に伝えます。
また、読み手があなたの意図を理解しているかどうかを確認できないこともありますので、メッセージを書く時はいつも気を付けてください。
あなたのメッセージが解釈の違いによって間違って伝わってしまう可能性があるなら、変更しましょう。
次の3つのことを意識すると、メッセージをより効果的に伝えることができます。
文章によるメッセージの特徴や考慮すべきこと
文章によるメッセージは一方的な発信の性質を持っています。
そのため、口頭のメッセージに比べて伝わり方、相手の捉え方に慎重になる必要があります。
計画する
文章を作成する前に、何を伝えたいかを考えます。
文章を作成したら、それを共有する前に、伝えたいメッセージが適切に伝わるかを見直しましょう。
多くの人の目に触れる可能性を考える
あなたが書いたメッセージを多くの人が読むかもしれませんし、誰がメッセージを読んだかを正確に確認する方法はありません。
誰が見てもいいような文章を書くようにしましょう。
保存可能
書いたものは簡単に保存されるので、自分だけでなく他の人も、データが残っている限りずっとそのメッセージを読むことができます。
恒久的
一度送信や掲出してしまうと変更することが難しく、誤ったメッセージを発信してしまった場合、取り返しがつかないこともあります。
メッセージが永久に残る可能性があるということを覚えておきましょう。
文章を書くためのポイント9選
プロフェッショナルなイメージを作るための文章作成ポイントは次の9つです。
- 正しい言葉を使う
- 相手に伝わる表現を使う
- シンプルでポジティブな言葉を使う
- 送信前に読み返す(または他者にチェックしてもらう)
- スペル・文法のチェック機能を使う
- 句読点を正しく使う
- 宛先は最後に追加する
- メッセージの長さに注意する
- 全ての書類に日付を付ける
太字や斜体の使い過ぎや顔文字、インターネットスラングを使った文書はプロフェッショナルではありませんので注意しましょう。
ソーシャルメディア(SNS)の注意点
SNSは現代において最も急成長している現象の1つです。
SNSの普及によって、今や誰もが簡単に不特定多数に向けてメッセージを発信できるようになりましたが、簡単さや自由さの裏には危険性も存在しています。
SNS上でのあなたのコメントや写真は、見る人があなたにどんな印象を持つかを変える可能性がありますので、注意しましょう。
コミュニケーションの手段を見直そう
メッセージを伝える手段には、メール、書類、電話、対面などいくつかの選択肢があり、それぞれのメリットとデメリットがあります。
発信するメッセージに最も適した手段を選びましょう。
以下は最適なコミュニケーション手段を選ぶためのポイントです。
メッセージの対象者に合わせて最適な手段を選ぼう
適切な人にメッセージが届くようにしましょう。
メッセージを知るべきでない人に伝わることが無いように注意する必要があります。
たとえば、管理者のみに共有すべき内容を他のメンバーが見る可能性のある場所に出すことはNGです。
メッセージの長さに合わせて最適な手段を選ぼう
メールや連絡メモがあまりにも長いと、相手は読む気を無くしてしまいます。
文章でのコミュニケーションでは、伝えたいポイントをよく考えて簡潔にしましょう。
長いコミュニケーションになる場合は、理解を得られるようにするために、直接会って話した方が効率的な場合もあります。
まとめ
今回は、プロフェッショナルなイメージを作りだす大切さと方法について解説しました。
自分自身をリードしてこれらのポイントを押さえ、プロフェッショナルなイメージを作りだしましょう。
このイメージを示せると、他者をリードする力を身に付けるための信頼と敬意を築くことに直結します。
以上、参考になれば嬉しいです。
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