【有能なリーダーの鉄則】チームメンバーのパフォーマンスを向上させる方法を解説

こんにちは、シュンゾーです。

今回は、他者をリードする力の1つとして、チームメンバーのパフォーマンスを改善し、向上させる具体的な考え方や方法について解説します。

この記事を読んでできること

  • 効果的な目標や計画の作成
  • チームメンバーが効果的な目標や計画を立てるサポート
  • 自身やチームメンバーのパフォーマンス向上

パフォーマンスを効果的に改善し、向上させるためには以下の2つのポイントを押さえることが大切です。

  • 目的にマッチした目標と、達成するための計画を立てる
  • パフォーマンスを継続的に向上させるためにサポートする
目次

目的と目標と計画の違い

パフォーマンスの向上を図るために、多くの人は目標を立てたり、計画を立てたりします。

この時、多くの人は立てた目標や計画に対して行動を起こさず、未達成で終わります。

しかし、しっかり行動を起こして目標や計画を達成した人の中でも、理想になかなか近付かない人も少なくありません。

目標や計画を達成していながら自分の理想になかなか届かない人に共通する特徴は次の2つです。

  • 目的と目標と計画がマッチしていない
  • そもそも目的が不明確

せっかく目標や計画を立てて実行していても、目的と関連したものでなければ効果はほとんどありません。

海に行きたいのに登山の準備をしたり、山に行きたいのに水着を買いに行ったりしているようなものです。

また、ゴールが明確になっていない状態で「1,000万円売り上げよう」という目標を設定したり、「1,000万円売り上げる」という目標を設定せずに「チラシを配ろう」と計画したりしても、結局何がしたいのかわからなくなってしまいます。

目的と目標と実行計画の定義

  • 目的:長期で目指す理想の姿や状況
  • 目標:ゴールに辿り着くために設ける手段
  • 計画:目標をどのように達成するかの詳細な手段

まずは目的(ゴール)を明確に持ち、次に具体的な目標を立て、達成するための詳細な計画を練りましょう。

シュンゾー

ピザで例えると
目的は原型。
目標は1人分に分けたピース。
計画はピースを子供が食べ易いよう1口サイズにちぎったものですね

目的(ゴール)の特徴

目的(ゴール)は次のような特徴を持ちます。

  • 定義:長期的に目指す理想の姿や特徴
  • 期間:半年以上
  • 特徴:目標に比べて少し抽象的

(例)開業資金1000万円貯めて飲食店を開業したい

目標(オブジェクティブ)の特徴

目標(オブジェクティブ)は、ゴールに辿り着くために設ける手段です。

達成までの理想的な期間は1~3ヶ月です。

目標を立てる際は、SMARTの法則に従うと効果的です。

SMARTの法則

  • Specific:具体的
  • Measurable:測定可能
  • Attainable:達成可能(現実的)
  • Relevant:ゴールと関連している
  • Time bound:期限が切ってある

(例)12月末までに5万円貯める

計画(プラン)の特徴

計画(プラン)は、目標をどのように達成するかの詳細な手段です。

目標を達成するために必要な全てのステップを具体的に含んでいます。

  • 内容:どんなタスクを実行するか
  • 担当者:誰がそのタスクを実行するか
  • リソース:どのようなもの(人・物・金・情報)が必要か
  • 期間:タスクをいつ開始し、いつ完了するか
  • フォローアップ:タスク完了を確認する日時と担当者

1つ1つの計画は簡単に取り組めてすぐに完了できるように作成します。

パフォーマンスを向上させる継続的なサポート

パフォーマンスを向上させるためにはゴール、オブジェクティブ、プランを設定するだけでは不十分です。

上司やコーチによる継続的なサポートが必要です。

チームメンバーのパフォーマンス向上をより効果的にサポートするためにパフォーマンスホイールとオンゴーイングフィードバックを活用しましょう。

パフォーマンスホイール

パフォーマンスホイールは、人のパフォーマンスに影響を与える要素を円グラフにしたものです。

情報やツールなど、環境がパフォーマンスに与える影響の割合が75%、知識やモチベーションなど個人がパフォーマンスに与える影響の割合が25%です。

中でも情報と期待を伝えること、ツールとリソースを用意することが大きな割合を占めています。

オンゴーイングフィードバック

オンゴーイングフィードバックは、パフォーマンスに関するフィードバックを定期的に継続して伝える方法です。

アメリカの有名な指導者であり著者の、トーマス・S・モンソンは次のような格言を残しています。

パフォーマンスは、評価すると向上します。パフォーマンスを評価した上で記録すると、その向上スピードが加速します。

トーマス・S・モンソン

半年後や1年後に評価するだけでは、未達成に終わってしまう方がほとんどです。

努力して未達成ならまだしも、立てた目標を覚えていないとなるとパフォーマンスを発揮するどころの話ではありません。

たとえばゴールに関してはは毎月、オブジェクティブに関してはは毎週、というように定期的に進捗を確認して必要に応じてサポートしましょう。

あなた自身のゴールやオブジェクティブに関しては、主体性を発揮して自分から積極的に上司に評価とサポートを求めましょう。

まとめ

今回は、自身やチームメンバーのパフォーマンスを改善し、向上させる考え方や方法について解説しました。

  • 目的と目標と計画の違いを理解して効果的な目標と計画を立てる
    • まずは長期の目的を明確にする
    • 目的を遂げるための中期の目標をいくつか立てる
      • 目標はSMARTになっているか
    • 目標を達成するための詳細な計画を漏れなく立てる
      • 内容
      • 担当者
      • 必要なリソース
      • 期間
      • フォローアップ
  • パフォーマンスの向上を継続的にサポートする
    • パフォーマンスホイールを活用してサポートの内容を明確にする
      • 環境が75%
      • 個人が25%
    • オンゴーイングフィードバックを実践する
      • ゴールやオブジェクティブの期間に応じて頻度を決定する

パフォーマンス向上サイクルをしっかり実行して、スタッフに任せて業績を伸ばす仕組みを構築しましょう!

以上、参考になれば嬉しいです。

\ こちらも要チェック /

よかったらシェアしてね!
目次