【マーケティング】商圏分析×SWOT分析でビジネスを成功に導こう!

  • 自分のビジネスを成功させたい
  • 副業で稼げるようになりたい
  • いつかは独立して大きな成果を得たい

事業で稼ぐことができれば選択肢が広がり、幸せに暮らしていけるので誰でもチャレンジしたい気持ちはあるでしょう。

ビジネスを成功させるためには、商圏分析とSWOT分析が重要です。

私はマクドナルドの店長だった頃、SWOT分析を活かし複数店舗経営で130人以上のスタッフをマネジメントし、年商4億円を達成することができました。

この記事の内容
  • 事業のマーケティングで重要な商圏分析とSWOT分析の解説
  • ビジネスを成功に導く商圏分析×SWOT分析の方法
  • 商圏分析×SWOT分析のメリット

この記事を最後まで読めば、事業を成功させるために必要なマーケティングの基礎を知り、ビジネスを成功に近づけることができます!

目次

商圏分析・SWOT分析とは

マーケティングの基礎・土台として抑えておきたいのが以下の2つです。

  • 商圏分析=ビジネスの対象範囲
  • SWOT分析=自社の現状を把握

店舗ビジネスでよく使われる分析ですが、ネットビジネスにも通ずるのでこれから副業を始める方にも意識してもらいたい方法です。

商圏分析・SWOT分析を知っている方は、次章の「商圏分析×SWOT分析でビジネスを加速さるせる」からごらんください。

商圏分析とは

商圏分析とは、一般的に新規店舗を出店する際の調査方法として用いられます。

商圏分析の流れ
  1. 自社・競合店舗の把握
  2. 出店候補地の商圏を把握
  3. 商圏内の人口や世帯特性などのデータを調査
  4. 上記データをまとめてレポート化

商圏分析をすることで、店舗ビジネスとして成り立つのかを検証することができます。

例えば、30代男性向けパーソナルジムの出店を検討している際の商圏分析をしてみましょう。

  1. 30代の男性が通いそうな競合ジムを調査し、地図上に展開
    ※個人経営のため、自社店舗はなし
  2. 集客ができそうな地域を選定・商圏エリアを把握
    ※商圏エリアは徒歩・車4~5分以内
  3. 商圏内の人口・年代・富裕度などを公的データで調査して分析
    →ターゲット層の30代男性は多いか、経済的に通えるかなど
  4. 調査・分析した内容をレポートにしておく
    →出店の地域が決まるまで分析を繰り返す

商圏分析を繰り返して、ビジネスが成り立ち売上が伸びていきそうな立地を見つけることができます。

SWOT分析とは

SWOT分析とは下記4つの頭文字をとった略語です。

SWOT分析の項目
  1. Strength(強み)
  2. Weakness(弱み)
  3. Opportunity(機会)
  4. Threat(脅威)

下図のように、内部要因と外部要因・プラス要素とマイナス要素に分けて分析します。

SWOT分析をする前に、必ず『目的・目標』を明確にしておく必要があります。

SWOT分析はビジネスを成功に導く方法であって、手段ではないからです。

S(強み)

SWOT分析の「S」は自社の「強み」です。

他社には負けない点や差別化できている点が、自社の強みになります。

強みの例
  • 駅近で立地が良い
  • 提供する商品・サービスの質が良い
  • 独自のノウハウがあり顧客の役に立てる

自身で分析することも大事ですが、客観視しないと見えない点は社員や知人に聞くのも効果的です。

実は弱みだと考えていた点が強みになることもあるので、いろいろな視点で分析しましょう。

W(弱み)

「弱み」は内部要因で、強みの反対です。

事業においては弱みを把握することで、克服したり勝てるところで勝負したりできるのでしっかり分析しましょう。

弱みの例
  • チェーン店より価格が高い
  • 競合店舗に比べて知名度が低い
  • 広告宣伝費が限られている

強みの分析と同様に、主観的・客観的に弱みを分析します。

ネガティブな気持ちになりがちなので、あくまでもフラットな目線で分析することが大切です。

O(機会)

「機会」は外部要因のプラス要素で、チャンスとなり得る要素を指します。

外部要因なので自社を客観視するか、外部の人から聞くとわかりやすいでしょう。

機会の例
  • エリア内に競合店舗がない
  • 一番近い競合店の評判が良くない
  • 健康志向による需要の増加

地域的な見方も大事ですが、政治・経済・社会など大きな目線で分析することも重要です。

自社が「どのように有利なポジションに立っているのか」を見直すチャンスにもなるので、しっかりと分析しましょう。

T(脅威)

最後は「脅威」で外部要因のマイナス要素です。

自社の立場を脅かす存在や可能性のことを指し、機会と同様に大きな目線での分析も必要で、場合によっては国際情勢も意識します。

脅威の例
  • エリア内に競合店が出店する
  • 流行が移り変わり需要が減っている
  • 国際的な事情で原材料が高騰している

なかには対策が難しいものも含まれますが、脅威を把握しておくことが大切です。

内部要因の「弱み」と混同されがちなので、注意しましょう。

クロス分析

クロス分析は、SWOT分析した項目をかけ合わせる方法です。

SWOTの各項目を洗い出したら、どの戦略を取るのかを決めます。

クロス分析の種類
  • S×O:強気
    自社の強みを活かして機会をとらえる
  • S×T:差別化
    自社の強みを有効活用して、脅威を乗り越える
  • W×O:弱点強化
    自社の弱みを認識し機会にチャレンジする
  • W×T:防衛策
    自社の弱みを理解し、脅威をなるべく抑える

<各クロス分析後の戦略例>

  • S×O戦略:自社の強みを積極的にアピールして売上アップにつなげる
  • S×T戦略:サービスの良さを武器に縮小する業界を盛り上げる
  • W×O戦略:多く作れない分、プレミアム感で勝負する
  • W×T戦略:競合が増えたサービスから撤退して生き残りをはかる

どの戦略を取るのかは、置かれている環境や状況によるので自身で選ぶ必要があります。

まずはSWOT分析をした後にクロス分析を行い、ビジネスの戦略を決めましょう。

商圏分析×SWOT分析でビジネスを加速させる

マーケティングの基礎、商圏分析とSWOT分析をかけ合わせることで、ビジネスを加速させることができます。

ネットビジネスにも精通するので、これから副業をチャレンジする会社員にも活用して欲しい方法です。

商圏分析×SWOT分析であなたのビジネスを成功へ導きましょう!

店舗ビジネスのケース

店舗ビジネスのケースで商圏分析×SWOT分析を行い、ビジネス戦略を考えてみます。

ハード系のおしゃれなパン屋

商圏分析
  • 出店候補地域に競合店があるか、またパン屋・飲食店は何店舗あるか調査
  • 出店地を仮決定し、十分な集客ができるエリアかを確認(川・高速道路・坂などの障害もチェック)
  • 人口・年齢・性別・世帯属性・地域制から需要の有無を分析
  • レポート化し出店検討

×

SWOT分析
  • S(強み):他の職人にはできないパンが作れる
  • W(弱み):手間がかかるので多くは作れない
  • O(機会):テイクアウト需要の増加
  • T(脅威):カフェ併設の競合店がある

SWOT分析を行ってから商圏分析を行った方が良いケースもあれば、SWOT分析の「機会」「脅威」を商圏分析である程度コントロールすることもできます。

SWOTのクロス分析でW×O戦略を取り、数は少ないけれど高価格帯のパンをテイクアウト専門で売ると決めたとします。

商圏分析では決めた戦略に対して需要があるのか、世帯属性や所得などを調査・分析して出店地を決定する流れです。

ネットビジネスのケース

ネットビジネスで商圏分析とSWOT分析をかけ合わせて、戦略を考えてみましょう。

転職をおすすめするアフィリエイト

商圏分析
  • 競合サイトの調査(職種・ターゲット層など)
  • プラットフォームを選択(Twitter・Instagram・ブログなど)
  • 選んだプラットフォーム内にどれくらいニーズがあるか調査
  • レポート化 ※できれば有識者に相談

×

SWOT分析
  • S(強み):30代で建設業の転職経験が何度かある
  • W(弱み):建設業と食品メーカーでしか働いたことがない
  • O(機会):転職市場の盛り上がり
  • T(脅威):企業サイトなど敵わない競合がたくさんいる

ネットビジネスはライバルが多くニーズがない(少ない)ところでがんばっても稼げないため、商圏分析とSWOT分析が非常に大切です。

SWOT分析の結果、S×O戦略で建設業を検討している30代男性向けのアフィリエイトをすると決め、商圏分析で競合調査やプラットフォームを選びます。

転職を考えている人はTwitterやInstagramを見て気軽に決めることはないと仮説を立て、ブログに決めるといった流れです。

元マクドナルド店長が推奨するのは『S×O』

元マクドナルド店長の私が、SWOT分析の戦略でダントツにおすすめするのが『S×O:強気』です。

私はマクドナルドの店長として複数店舗をマネジメントし、1店舗当たりの売上を1億円伸ばした経験からS×Oの力を知っているからです。

S:改善により働きやすくやりがいのある職場になった
×
O:スタッフの紹介で働きたいアルバイトが急増

店舗のスタッフは足りており、アルバイト希望を断ることはできましたが私はS×O戦略を取り、複数店舗で130人名以上になりました。

結果、年商4億円のマネジメントに成功できたのです。

S×Oは「内部・外部要因のプラス要素」をかけ合わせる戦略なので、強気にパワーを注ぎ込めるのが良い点です。

商圏分析×SWOT分析のメリット

商圏分析とSWOT分析をかけ合わせるメリットは以下のとおりです。

商圏分析×SWOT分析のメリット
  • ターゲットと売りたいものが明確化する
  • ビジネスが成功に近づく
  • 軌道修正がしやすい

もちろん、店舗ビジネスでもネットビジネスでも同じメリットを得ることができます。

本業でも副業でもビジネスを始める際は、商圏分析とSWOT分析を行い成功の可能性を上げましょう!

ターゲットと売りたいものが明確化する

商圏分析とSWOT分析をかけ合わせると、ターゲット層と売りたいもの・サービスが明確化します。

ビジネスを始める際、「何を誰に届けたいか」を曖昧なまま始める人も多く、失敗する大きな要因になりがちです。

内外のプラス・マイナス要素や商圏を分析することで、自身のビジネスを客観視でき明確化できるのは大きなメリットと言えます。

ビジネスが成功に近づく

ビジネスを始める際、商圏分析とSWOT分析でマーケティングを行えば、収益化できて稼げる可能性が上がります。

しっかりと分析すると戦略が決まり、しかるべきところに自身のリソースを全力で注げるからです。

分析によって戦略の方向性が定まれば、成功に向かって突き進めるので積極的・強気にがんばることができます。

軌道修正がしやすい

軌道修正がしやすいのも商圏分析とSWOT分析のメリットで、ビジネスが上手くいかない時の分析にも役に立ちます。

どれだけ分析を行っていても、最後は事業を始めてみないとわかりません。

戦略を練りなおす際も、

  • 商圏分析でニーズは十分にあるのか
  • SWOT分析で戦略は合っているか

などを分析し直せば売上を伸ばすヒントが見つかるので、ビジネスを始めた後も使える分析方法です。

まとめ

この記事では、事業を成功に導くマーケティングの基礎として、商圏分析とSWOT分析を紹介しました。

  • 商圏分析=ビジネスの対象範囲
  • SWOT分析=自社の現状を把握

元マクドナルド店長の私が推奨するのは、商圏分析とSWOT分析をかけ合わせる方法です。

商圏分析×SWOT分析のメリット
  • ターゲットと売りたいものが明確化する
  • ビジネスが成功に近づく
  • 軌道修正がしやすい

SWOT分析でどの戦略を取るかは自由ですが、私ががおすすめするのは『S×O:強気』です。

私はリーダーとして、S×O戦略を取ることでスタッフ130名以上をマネジメントし、複数店舗で年商4億円を達成できました。

  • 起業して成功したい
  • 副業で稼ぎたい
  • いつか独立したい

上記のように考え、ビジネスを始める方は「商圏分析×SWOT分析」で戦略を決め、売上を伸ばしていきましょう!

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