ビジビリティ・アクセシビリティを意識してお店を繁盛させる4つのコツ

  • 新規出店の店舗ビジネスを成功させたい
  • お店の売上をもっと伸ばしたい
  • お店を繁盛させる方法を知りたい

店舗ビジネスにチャレンジする人・現在がんばっている人であれば、誰もが成功したいと考えますよね。

店舗ビジネスを成功させるには「ビジビリティ・アクセシビリティ」が重要で、成功と失敗を分けるといっても過言ではありません。

私はマクドナルドの店長だった頃、最高峰のビジビリティ・アクセシビリティを徹底的に学び、現在ビジネスコーチとして活かしています。

この記事の内容
  • ビジビリティ・アクセシビリティの解説
  • 店舗ビジネスにおけるビジビリティ・アクセシビリティ対策の効果
  • ビジビリティ・アクセシビリティを意識したお店を繁盛させるコツ

この記事を読むことで、店舗ビジネスにチャレンジする人・現在がんばっている人はお店を繁盛させる方法がわかり、成功に近づくことができます!

目次

ビジビリティ・アクセシビリティとは

店舗ビジネスで重要なビジビリティとアクセシビリティは、以下の意味です。

  • ビジビリティ:視認性・見やすさ
  • アクセシビリティ:利用のしやすさ

顧客が来店しやすくするためには、ビジビリティ・アクセシビリティ両方が大切なので、同時に対策する必要があります。

ビジビリティとは

店舗ビジネスにおけるビジビリティとは、お店や店内の様子などの「見やすさ」を表します。

歩道や車道からお店が見やすければ、店舗の存在を認知してもらいやすくなり、集客できる可能性が上がるので大切です。

マクドナルドは大きい道路沿いや駅前に店舗があり、看板が大きく一目でお店の存在をまわりの人々に認識してもらうようにできています。

「見やすさ」も大切ですが、見えない方が良いものをなるべく隠すのもビジビリティの対策です。

アクセシビリティとは

店舗ビジネスでのアクセシビリティは、立地や雰囲気など「利用しやすさ」「近づきやすさ」を指します。

すぐに行けて魅力的なお店であれば、利用したい顧客が集客しやすいため、重要なポイントです。

お店は知っていても「なんだか入りづらいな…」「ちょっと遠いな…」と感じる店舗は、アクセシビリティが悪いと言えます。

出店地選びや出店後にできるアクセシビリティ対策をして、顧客が利用しやすいお店にしましょう。

ビジビリティ・アクセシビリティ対策の効果

前述のとおり店舗ビジネスでは、ビジビリティ・アクセシビリティ対策が成功するために重要です。

ビジビリティ・アクセシビリティ対策を行うと得られる効果は以下の3つ。

ビジビリティ・アクセシビリティ対策の効果
  • 新規顧客が獲得できる
  • リピーターが増える
  • 売上がアップし次の施策を打てる

ビジビリティ・アクセシビリティを良くして、店舗ビジネスを成功に導きましょう!

新規顧客が獲得できる

ビジビリティ・アクセシビリティ対策をすると、「見やすさ」と「利用しやすさ」が向上するため、新規顧客の獲得が期待できます。

古いビルをリノベーションしてお洒落にした飲食店や、古民家カフェなどが良い例でしょう。

お店の外観・看板で目を引き、物理的・心理的ハードルをなるべく下げると、新規の顧客を集めることができます。

リピーターが増える

新規顧客を獲得できることで、リピーターが増えるのもビジビリティ・アクセシビリティ対策の効果です。

集客において一番難しいのは新規顧客の獲得で、「見やすさ」や「入りやすさ」が良いお店にはまた行きたいと思う顧客はたくさんいます。

新しいお店ではなく、安心感を求めて行ったことのあるお店に再訪した経験は誰にでもあるはずです。

「新規顧客獲得→リピーター獲得」といった良い流れができ始めれば、お店は次第に繁盛していきます。

売上がアップし次の施策を打てる

良い流れができれば売上がアップし、次の施策を打てるようになります。

  • スタッフを増やしてさらに売上を伸ばす
  • 広告宣伝費を追加して、集客を増やす
  • 新規店舗の出店を検討する

など、選択肢は広がりさらに収益のアップを期待できます。

一度ビジビリティ・アクセシビリティ対策を覚えれば、他の店舗でも応用がきくので、ビジネスを大きく成長させることができます。

店舗ビジネスを成功させるカギは出店前の立地選び

お店を繁盛させるコツを全部で4つ紹介・解説しますが、大前提としてカギとなるのは「出店前の立地選び」です。

ビジビリティ・アクセシビリティが良い立地であれば、店舗ビジネスを成功へ近づけられるので、慎重に選びましょう。

商圏分析

出店の立地選びで大切なのが商圏分析です。

店舗ビジネスの商圏は徒歩・車ともに4~5分で、商圏エリア内の人口・ニーズ・世帯特性などを出店前に分析する必要があります。

また店舗へ向かうのに川・坂道・高速道路などの障害があれば、実質的な商圏エリアは狭くなるので注意しましょう。

商圏分析についてはくわしく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

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どんなTGがあるかを調査

出店地選びでは、どんなTGがあるのかも重要になるのでよく確認しなければなりません。

TGとは

トラフィックジェネレーターの略。
人の流れを発生させる大きな施設のことを指す。
マクドナルドが出店を検討する際に必ずチェックしている。

TGにあたる施設は以下とおりです。

  • 会社
  • 学校
  • 観光名所
  • ショッピングセンター・モール

出店候補地のまわりにどんなTGがあるかをチェックし、狙っているターゲット層に合うかを分析します。

家族連れの車で気軽に寄れる飲食店の出店を検討している場合、「子供が集まる観光名所が近くにあり集客できそうだ」と分析する流れです。

マイナス要因にもなり得るので、どんなTGがあるかを調査して店舗にとってプラスになる点を見つけましょう。

ビジビリティ・アクセシビリティを意識した店舗ビジネスのコツ

ビジビリティ・アクセシビリティを意識した店舗ビジネスのコツ、残りの3つは以下のとおりです。

ビジビリティ・アクセシビリティを意識した店舗ビジネスのコツ
  • 営業感を出して集客
  • 店外POPでのアピール
  • 近隣コミュニティ対策

出店前に対策をしないと難しいものもあれば、出店後にできる対策もあります。

私がマクドナルドで徹底的に学び、身をもって実感した効果のある対策なので、ぜひ実践してみましょう!

営業感を出して集客

ビジビリティ・アクセシビリティを高めるコツとして、「営業感を出して集客する」方法があります。

店舗が営業していることを積極的にアピールして、顧客に安心感を持たせることで来店につなげることが可能です。

ガラス張りで店内を見えるようにする

ガラス張りで店内を見えるようにすると、営業感が出せて集客できます。

外から中の様子がわかると、人がいて営業していることが一目でわかり、お店に入りやすくなるのがメリットです。

注意点として厨房やバックヤードなど、内部の状況はお店の雰囲気を壊す可能性があるのでなるべく見せないようにしましょう。

お店の外から見えるスペースはスッキリさせた方が、集客しやすくなります。

夕方以降はライトアップする

暗くなってからも営業する店舗の場合は、夕方以降必ずライトアップをするようにしましょう。

ライトアップをし忘れると、売上は30%減ると言われており想像以上の痛手です。

アルバイトスタッフに任せておくと、時期によって日没の時間が変わり忘れてしまうことがよくあります。

1年を通して「17時になったらライトアップする」と時間で決めると、習慣化して忘れなくなるのでベストです。

店外POPでのアピール

ビジビリティ・アクセシビリティを意識した対策として「店外POPでアピールする」方法も有効的です。

目玉商品や期間限定メニューなどを店外に発信し、来店を促す効果が期待されます。

顧客の目を引くものを出すと効果的

店外に出すPOPとして有効なのは以下のとおり。

  • 期間限定商品
  • セール品など安価な商品
  • 自信のあるメニュー

店外POPには各店舗、魅力的な食べ物やグッズが書いてあるので、つい見てしまう人も多いでしょう。

顧客の目を引くものを店外POPでアピールすることで、集客につなげられるといった効果があります。

いろいろ出しすぎると逆効果

店外POPの注意点として、いろいろと出しすぎるのはむしろ逆効果になるため要注意です。

店外POPは数が少ないからつい見てしまうのであって、数が多すぎると顧客に抵抗感が生まれます。

さらにPOPを出しすぎることで統一感がなくなり、どんなメッセージで何を売りたいのかがわからなくなります。

店外POPは「顧客にとって有益なもの」を数を減らしてアピールしましょう。

近隣コミュニティ対策

最後の店舗ビジネスを成功させるコツは「近隣コミュニティ対策」で、大きく分けて以下の2つがあります。

  • リードサインの設置
  • 店舗ロケーションの告知

リードサインは、「お店まであと○○メートル」と書いてある、看板やポスターです。

ロケーション告知は店舗の場所を載せたチラシや、地域雑誌などが有効で広告宣伝を指します。

リードサイン(誘導看板)を設置

リードサインの設置は、店舗のビジビリティ・アクセシビリティを高めるのに有効な対策です。

顧客が車でお店に気付かずに通り過ぎてしまうところを、リードサインを活用すれば店舗の存在を認知してもらい、来店につなげる効果を狙えます。

「お店まであと2㎞」と書いてあれば、「お腹が空いたから寄ろうかな」とゆっくり考えてからお店にいけるのがメリットです。

お店の看板だけだと見つけてもらえても急には止まれない場合もあるので、リードサインを有効的に活用しましょう。

店舗ロケーションの告知

近隣の人たちに店舗の場所を積極的に告知して、お店の存在を知ってもらうことも大切です。

大通り沿いにあったとしても、その大通りを普段使わない人には店舗を認知してもらえないためです。

主な店舗ロケーションの告知方法は以下のとおり。

  • お店の簡単な地図を載せたチラシ
  • 地域雑誌

まずは「店舗の存在を知ってもらう」ことが重要なので、積極的に告知しましょう。

予算と相談することが大切

リードサインや店舗ロケーション告知などの広告宣伝費は、大きな費用がかかるうえに、どこまでやれば良いかわからなくなりがちです。

広告宣伝費にかけられる予算を算出し、予算内で対策をするようにしましょう。

ショップカードを作って、近くのお店同士で置き合う方法は、予算をそれほどかけずに店舗の宣伝ができます。

限られた予算の中でお金をかけるやり方と、お金をかけないやり方を合わせてお店の存在を認知してもらいましょう。

まとめ

この記事では店舗ビジネスを成功させる重要なポイントとして、ビジビリティ・アクセシビリティの解説・効果・具体的な対策を紹介しました。

  • ビジビリティ:視認性・見やすさ
  • アクセシビリティ:利用のしやすさ

マクドナルドはビジビリティ・アクセシビリティを徹底しており、元店長だった私はその大切さを身に染みて実感し、今もビジネスに活かしています。

ビジビリティ・アクセシビリティ対策の効果
  • 新規顧客が獲得できる
  • リピーターが増える
  • 売上がアップし次の施策を打てる
ビジビリティ・アクセシビリティを意識した店舗ビジネスのコツ
  • 出店前の立地選び
  • 営業感を出して集客
  • 店外POPでのアピール
  • 近隣コミュニティ対策

上記の対策を行えば、あなたの店舗ビジネスは成功へ近づき、続けることで大きな成果を得ることができます。

顧客のよろこんだ顔を直接見られるのが、店舗ビジネスにおける幸せの1つです。

ビジビリティ・アクセシビリティの対策をしてあなたのお店を繁盛させ、みんなが幸せになれる店舗をつくりましょう!

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